私が学んだ中園先生が指導した指圧では、中医学の理論と診察方法(望診、聞診、問診)に基づき施療を行います。その目的は、バランスの崩れた体と心の関係を改善させることです。体の緊張をほぐすことで、心の緊張をほぐし、体全体の流れを整えることで体調の改善を図ります。
施術には、指圧・手圧、ストレッチ、オイル・マッサージ、線香を用いたお灸を用います。
指圧により、リラクゼーション、体の痛みの緩和、慢性疾患症状の軽減などの効果が期待できます。
指圧は、何よりも『未病』を目的とします。
指圧は如何なる場合においても、医師の診療に代わるものではありません。
施術の流れ:
まず、望診、聞診、問診、脈診、腹診により、経絡の虚実を診断します。その後、全身、及び、特定の部位に施術を行います。
指圧は、服の上からの施術を行います(オイル・マッサージ、お灸の時を除く)。
指圧施術の頻度:
指圧は、健康維持を目的として日常に取り入れることが可能です。 指圧は、その日の自分の体の状態を知り、整える機会となります。
初診または体調が優れない時には、体調改善を促進するため、体調に合わせて1~3週間に1回のペースで3回程度の施術を受けることをお勧めします。
体調が改善してからは、施術を月一回、または3か月に1回程度受けることで、定期的な体調管理の機会となり、回復した体調の維持・更なる改善を図ることができます。
体調や気分がスッキリしないとき、繁忙期、季節の変わり目など、疲労を感じやすい時期、体調が崩れやすい時期には、指圧をすることで、体調回復を早めることが期待できます。
また、大きな体調不良を感じていなくても、指圧施術を受けることは、心身をリフレッシュさせ、リラックスできるのでお勧めです。
他の私の関心事:
ミシュカ・リエラ=アヤットの指導の下、パリのLUMY8というアソシエーションで、コンテンポラリー・ダンスとそれに付随したクラス(ストレッチ、床バレエ、ピラティス、フェルデンクライス・メソッド)を2008年から2022年まで受講。現在も、複数の機関で、体を使うことを学んでいます。これらの活動は、自分の体をより良く認識し、より良く繋がる機会となり、人間の体をより深く知る機会となっています。
博士。大学の研究所、フランスの国立研究機関(CNRSやINRA)において、物理化学、その後、人間の嗅覚研究(知覚分析、生理学、ニューロサイエンス)についての研究を行いました。その後、日仏文化学術交流に係る仕事に携わった後、現在に至ります。
その他の関心事:トレッキング、料理/食事、香道 。